年齢を重ねるにつれて気になってくる「顔のたるみ」は、多くの成人に共通するお悩みです。ある調査では、30~50代女性の約7割が顔のたるみを「気になる」と回答しており、特に40代以降で意識し始める人が増える傾向が報告されています。頬やフェイスラインのたるみは見た目年齢を大きく左右し、自信にも影響しかねないため、早めの対策が重要です。また最近では、長時間のスマホ使用による下向き姿勢(いわゆる“スマホ首”)やマスク生活の長期化で表情筋をあまり使わないことが、顔のたるみの一因になるとも指摘されています。
本記事では、中目黒整体anelmaの理学療法士が、顔のたるみの原因と改善方法について解説します。ご自宅でできるセルフケアの方法に加え、当院Instagramで公開しているリール動画へのリンクもご紹介しますので、動画も参考にしながら実践してみてください。顔のたるみを根本からケアし、いきいきとした表情を取り戻すヒントになれば幸いです。
目次
顔のたるみの原因とは?まずは原因を理解しよう
ひとくちに顔のたるみと言っても、その背後には複数の原因が絡み合っています。加齢そのものによる変化はもちろん、筋肉や脂肪、生活習慣の影響まで様々です。
1. 肌のハリ・弾力の低下(エイジングによるもの)
お肌自体の変化は、顔のたるみの最も基本的な原因の一つです。肌の真皮にはコラーゲンやエラスチンといった弾力繊維が網目状に存在し、肌を下から支えています。ところが加齢とともにこれらの繊維は減少・変性し、さらに紫外線のダメージなどで損傷を受けることで、肌のハリ・弾力は次第に失われていきます。コラーゲンの土台が弱くなると皮膚は重力に抵抗できなくなり、徐々に下へ下へと垂れ下がってしまいます。特に紫外線ダメージはコラーゲン繊維を硬化させ弾力を奪うため、光老化によってたるみが進行することが知られています。
2. 顔の筋肉の衰え・コリ(表情筋の低下や食いしばり癖)
肌を支える筋肉の衰えも、顔のたるみに直結します。顔には眉や目元、口元など表情を作るための多くの筋肉(表情筋)が存在し、皮膚や皮下脂肪を下から支える土台の役割を担っています。しかし、日常生活で使う表情筋は全体の約3割程度とも言われており、意識して動かさない部分は年齢とともにどんどん弱ってしまいます。筋肉が支える力を失うと皮膚や脂肪を保持できなくなり、頬が下がる・ほうれい線が深くなる・口角が下がる…といった見た目の変化となって現れます。特に口角脇の頬筋や頬を斜め上に引き上げる大頬骨筋などが衰えると、急に老け込んだ印象を与えかねません。
また一方で、筋肉のコリや偏りも見逃せません。例えばストレスや緊張で歯の食いしばり癖がある方は、咬む筋肉である咬筋やこめかみの側頭筋が酷使されて硬直しがちです。酷使され弾力を失った筋肉は、耳の後ろを含めたフェイスライン全体のたるみを引き起こす原因になります。
3. 姿勢の悪さやその他の生活習慣
日常生活での姿勢や習慣も実は顔のたるみに影響を与えます。デスクワークで長時間前傾姿勢が続いたり、スマホを見るとき無意識にうつむき加減になったりしていないでしょうか?猫背で首が前に出るような姿勢が癖になると、常に皮膚や脂肪が下方向へ引っ張られるため、フェイスラインがたるみやすくなります。特に下を向く角度が大きいほど重力の影響が強まり、顎下の皮膚たるみ(二重アゴ)が顕著になります。また姿勢が悪いと首や肩まわりの筋肉バランスも崩れ、血行・リンパの流れが悪化して顔のむくみを招くことにもなります。
顔のたるみを和らげるセルフケア|理学療法士がおすすめする簡単マッサージ
顔のたるみは、日々のセルフケアによってある程度予防・改善することが期待できます。ここでは理学療法士の視点から、自宅で手軽にできるセルフケア方法をご紹介します。
咬筋・側頭筋をほぐすマッサージ
頬のたるみケアには、顔の筋肉を鍛えるだけでなく余分な緊張をほぐしてあげることも重要です。特に咀嚼筋である咬筋(こうきん)と、こめかみ部分の側頭筋は日常のクセで硬直しやすい部位です。前述のようにストレスや食いしばりで咬筋が凝り固まると、フェイスラインのたるみやむくみ、さらには顎関節症や頭痛・肩こりなど様々な不調を引き起こすことがあります。そこで、これらの筋肉をマッサージで柔らかくゆるめるセルフケアを取り入れましょう。筋肉をほぐすことで血流・リンパの流れが改善し、老廃物の排出が促されて顔のむくみが軽減します。フェイスラインがすっきり引き締まって見える効果も期待できます。
ただ文章だけでは「正しくできているか不安…」という部分もあるかもしれません。そこでぜひ参考にしていただきたいのが、当院のInstagramリール動画です。中目黒整体anelmaの公式Instagramでは、身体の様々な不調改善に役立つセルフケア方法を動画でわかりやすく解説しています。文章では伝わりにくい細かな動きや力加減も動画なら直感的に理解できるので、ぜひチェックしてみてください!
咬筋をほぐすセルフケア(動画解説)

顔のたるみやむくみに特に効果的なセルフケアとして、Instagramでは咬筋のほぐし方を紹介しています。咬筋は頬の奥で顎の動きを担う大切な筋肉ですが、前述のとおりストレスや噛み癖で硬くなりやすい部位です。「顔のたるみに効くセルフケア」として公開中の動画では、この咬筋を自分で簡単にマッサージする方法を解説しています。忙しい毎日の合間にできる短時間ケアですので、ぜひ動画を見ながら一緒に実践してみてください。
※ 動画で実践!「咬筋セルフケア」動画(当院Instagram)
さらに、側頭筋のセルフケア動画もあわせて公開中です。咬筋とセットでケアすることでリフトアップ効果が高まります。側頭筋は頭痛や顎関節症とも関連が深い筋肉で、美容面だけでなく健康面でもほぐすメリットが大きいポイントです。動画では側頭筋を効果的にほぐす指の当て方やマッサージ方法を詳しく紹介していますので、ご自身でケアする際の参考にしてください。咬筋ケアと組み合わせて行えば、フェイスライン全体のスッキリ感を実感できるはずです。
※ 動画で実践!「側頭筋セルフケア」動画(当院Instagram)
Instagramの動画では、文章では伝えきれないコツや注意点も含めてわかりやすく解説しています。百聞は一見にしかずですので、ぜひ当院公式アカウントをフォローして最新のセルフケア情報をチェックしてみてくださいね。
中目黒の整体で理学療法士による施術やアドバイスも検討を
整体というと肩こりや腰痛のイメージだけがあるかもしれませんが、実は顔のたるみにも整体的アプローチは有効です。顔のたるみの背後には筋肉の凝りや姿勢の歪みなど身体の不調が隠れている場合が多々あります。プロの手による整体施術では、セルフケアでは届かない深部の筋肉や筋膜の緊張をじっくりと緩め、骨格のズレや姿勢のクセを専門的に矯正することで、たるみの根本原因に直接アプローチできます。
当院「中目黒整体anelma」では、国家資格を持つ施術者が患者様一人ひとりの状態を丁寧に評価し、オーダーメイドの施術プランをご提案しています。セルフケアでは限界のある筋肉の深いコリや、自分では気づきにくい姿勢・骨格の歪みなどを総合的に分析し、顔のたるみの根本原因に対して多角的にアプローチすることで早期改善をサポートいたします。具体的には、筋膜リリースやトリガーポイント療法で筋肉のしこりを解消したり、頸椎や骨盤の矯正で神経伝達や全身のバランスを整えたりと、症状に合わせた手法で改善に取り組みます。必要に応じて頭蓋骨の調整や顎関節へのアプローチも行い、フェイスラインから全身までトータルにケアしていきます。専門家の施術によって筋肉・骨格が整えば血行やリンパの流れも飛躍的に良くなり、頑固なたるみも内側からリフトアップされる可能性があります。
中目黒で顔のたるみから全身の様々な不調までを根本から改善するなら「中目黒整体anelma」へ

「自己流ケアでは限界を感じる」「顔のたるみをはじめ、全身の不調を解消したい」とお考えの方は、ぜひ中目黒整体anelmaでの専門施術をご相談ください。当院では、豊富な臨床経験を持つ理学療法士が丁寧なカウンセリングと検査を行い、お客様それぞれの症状に合わせた最適な施術をご提供しています。筋肉のこりを緩め血流を改善するアプローチや、骨格・姿勢の調整、内臓へのアプローチによって不調の根本原因に働きかけるオーダーメイド施術を心がけております。顔のたるみから全身の不調までを根本から改善したい!という方は、ぜひ中目黒整体anelmaへご来院ください。健やかで美しい日常を取り戻すためのお手伝いを全力でさせていただきます。